ケアトレーニング

《犬舎》
一般に犬舎は、大型小型にかかわらず広い運動スペースがあればベターですが、
犬舎の中で生活する愛犬達を見ていると、食事時間以外は、ほとんど横になっています。(1日14〜15時間睡眠)
ですから犬舎は犬達にとってのプライベートスペース、安心出来る場所なのです。

子犬を譲り受けた時の注意
1)・・子犬をおもちゃにしない。
2)・・食事の急変を避ける。
3)・・冬は寒すぎずお腹を冷やさない様に、夏は暑くない様風通しをよくする。
4)・・しばらくの間特に運動はしない、予防注射を済ませるまでは戸外へ連れ出さない。
5)・・子犬が環境に慣れた時点で獣医師と相談し、ワクチン等の予防注射をする。(腸内寄生虫の駆除)
子犬が家に来た時
可愛いので家族がついかまいすぎる事が多くなり、ストレスでおもわぬ病気になったりする事がある為そっとしてあげる事です。
食事はブリーダーが与えていた物と同じ内容・量・回数を与え体調を見ながら食事も変えていく様にします。
免疫が完了すれば、あとは食事、運動、コート管理がOESの将来を決定します。
OESの様な大型犬は、骨格の形成を第一とし、
日光浴に心がけ絶対に太らせないような食事内容にします。
フィラリア症の予防と対策
蚊の発生時期は5月〜11月頃です、そこで獣医師の診断を受け、投与します。
蚊に刺された場合、予防薬はありません、体内に入ったミクロフィラリアを殺虫するのが目的です。
その為の投薬です。
この虫が心臓まで達すると、
散歩の途中で急に倒れたり成虫の駆除はひそ剤の注射や、心臓手術等の処置が必要になります。
トイレのしつけ
(本来、犬は清潔好きです)
子犬は食事が終わると必ず排拙行動に移る為、前に排拙した場所の臭いを捜します。
そこで、トイレは食事が終わるとすぐきめた場所へ連れて行く、その繰り返しの学習でトイレの場所を覚えます、
終わると必ず「ヨシヨシ」と誉めてやり肛門を湿ったガーゼで清拭し清潔にします。
食事について
食べ物は運動とのバランスが取れてこそ、消化吸収がうまく行えます。
生後60日位までは、1日4回状態を見て加減して下さい、それ以後、150日までは3回位、
動物性蛋白質60%、ドッグフード40%)この時期に犬の出来栄えが50%近く決まります。
食事は、言葉で言うのは簡単ですが非常にデリケートで難しいの一言です、
飼育過程、環境、目的等様々な条件があるからです。
要は、満足感をあじ合わせる事ができて
食物、量が消化吸収されているか?体調がベストコンディションか?コートの艶が良いか?が大事な事で、
これだけの量を与えなければならないという規定はありません。
要は、朝、夕の運動と1日に必要とする栄養価、ボリューム等を考えてやると良いと思います。



トレーニングの時期と方法


生後ヶ月過ぎまでは自由運動で遊んでやるのが理想ですが、大型犬ですので広い場所がなければ
そうも言っていられません。
ヶ月位からリードを付けて徐々にならしていって下さい。この時、無理に引かずリードに慣らす程度にし
子犬の自由にさせて下さい。
ヶ月を過ぎ骨格の成長も充分と判断された場合一緒にトロット、ギャロップの混合から少しずつ距離を伸ばします。
ヶ月位から自転車引きの本格的なトレーニングに入りますが、これはマナーが入っているのが前提です
車、音等、常に注意を払って下さい、特にリードで犬に自転車を引かせないようにして下さい。
常に同じリズムでタッ・タッ・タッという具合に走らせて下さい。登り坂は後肢と腰を鍛えます、下りは歩かせて下さい。
なお、アスファルトを全力疾走させると、1kmでも肉球を傷付けます、
大型犬はそれ程体重が足に及ぼす影響の大きい事を教えてくれます。
(OESの中に時々X型の脚をしたのを見ます、その主な原因は、骨格の成長が不十分な為と、
トレーニングの方法・時期を誤ったのではないでしょうか?)


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