グルーミングのポイント

手入れはなぜ必要か
病気を防ぐ為、手入れをする事によって、ゴミ、寄生虫、廃毛等を除去し血行を良くし皮膚病等を早期に発見出来る。
手入れの必要性は色々とありますが、その豊か被毛を常に美しく保たせる事がケアするうえで大切なポイントです。
又、毎日のグルーミングの時間がしつけをする上で大切な事ばかりでなく、愛犬との親和が生まれ、
家や庭を清潔に保ち、気持ちの良い生活を共に送る事が出来ると思います。
愛犬の表情を見ながら、やさしくブラッシングをしてあげて下さい。
食毛症について
日頃のコート管理をおこたると長毛種の場合毛玉になりやすい為、
なめたり、かんだりします、食べた毛が胃の中に蓄積し、食欲不振、嘔吐等の原因になります、
万一嘔吐しなければ胃の手術が必要になります。
グルーミングの基本
グルーミングとは、日常の全般の事を指します。
(コートをとかし、洗い、そしてドライヤーに至るまでの事を言います)
1)ブラッシング
2)コーミング
3)スポンジング
4)タウエリング
5)ドライング
ブラッシング・コーミング

ブラッシング時、摩擦を起こさない様、ブラッシング剤等軽くスプレーします。
ピンブラシのグリップを軽く持ち、手首の力を抜いてスナップを利用し軽く「たたくように」して下さい。

(寝かせると全身が楽にブラッシング出来ます。)

始めは腹部の4分の1を被毛の方向に行い、一応ブラシが通った所で頭部方向に行います。
毛先にいたってからは力を抜き、ブラシの重さで抜くようにして下さい。

右手でブラシを使用時、左手による毛の押さえ加減がブラッシングを上手にするコツです。
(毛玉のある場合は、両手で毛の玉を裂く様にして細分してから行って下さい。)

愛犬の肌が見える様にコートを二分して、手で押さえ皮膚のゆれを防ぎます。
四肢の脇の下、耳の付け根、前胸部から顎の下はフェルトになり易い所ですから入念にして下さい。
スリッカーは、耳と尻の周囲に使用します、又パウダーを使用する事によってスムーズに毛玉等取り易く、
ブラッシングもスムーズにできる一つの方法です。

ブラッシングが完全に出来たらコームでブラッシング時と同様に全体をとかして下さい。

(コームは被毛を揃え整える用具と思って下さい。)
コームの持ち方は四本の指で軽く持ち毛先に向けて滑りおろす様に行って下さい。
よだれ焼けの手入れ
夏になると顎の周辺が茶色く汚れます、水を飲んだ後や食後にはタオルで拭いてあげます。
常時乾燥していれば汚れません。
耳の手入れ
OESの耳は垂れ耳とコートによって密封されている為、内分泌する物が体温によって腐敗しやすく、茶色く汚れがちです、
又手入れを怠ると外耳炎・内耳炎・耳ダニ等になり易くなります。
外耳の毛も同様、放置しておくとダンゴ状になりやすい為、かん止または手で抜き取って下さい、
その後ベビー油やオリーブ油で拭いて下さい。
(イヤーパウダーで乾燥させるのも良いでしょう。)
スポンジング
ブラッシングで完全にとけているコートを、シャンプー前に全身を濡らします(湯の温度37度)
原液を6〜7倍にうすめて多量に使う事によってコートをいためず奇麗に仕上がります。
手で洗う場合は10本の指で一定方向に全身を擦るように洗います。
頭部は上から湯を掛けてやると耳の中に入りません、その時、鼻の中にお湯が入らないよう注意して下さい、
シャンプーを完全に洗い落としたら10〜15倍に薄めたリンス剤を全身に行います
入浴を完了したら水分をタオルで押さえる様に取ります、シャンプーは、あくまで愛犬の健康状態の良い時に行って下さい。
(ドライシャンプー)
最も手軽な方法でコートを清潔にし添加する薬剤が防虫効果もあり、シャンプー出来ないときにはとても便利です。
又、ちょっとした汚れや散歩の帰り等、スプレーしてタオルで拭くだけの液体ドライシャンプーもあり、
部分的に汚れをとる時には、効果的です。
ドライング
ハンドドライヤーで足下からかけていきます、営業用ドライヤを持っている方は、
コートを整えてタオルを背中にかけたままゲージの中に入れ、手を使わずに乾かす方法があります。
(コートの水分は3日間位は残っていますので風邪をひかせない様注意して下さい。)
入浴は愛犬を疲労させますので、ゆっくり休ませて下さい。
愛犬が家族の一員である事を年頭においてより一層のコミュニケーションが生まれます様、願っております。
足のトリミング・カット
四肢のパットには、汗腺があり、愛犬の健康のバロメーターといえます。
ピンク色でイキイキとした状態を保って下さい、散歩の時「つめ」の音がすれば伸びすぎです、
先の透き通った部分を切って下さい、
四肢のパット回りを丸太の様に仕上げるには指が見えない程度に丸くカットします。
切りすぎない様に仕上げます。
指と指、パットの間の不用な毛をクリッパー等でカットします、
細部を不用意にハサミでカットしようとすると、(皮膚まで切った)等とならない様、気をつけて下さい。



OES専科ショーレポートOESリンク出産情報歴史エピソードスタンダードトレーニング月別管理